草刈機(刈払機)は色々な機種があって選ぶのが大変難しいです。
この記事では、特に女性にとって安全な草刈機(刈払機)を紹介します。お子さんがいる家庭用に向けて、草刈機(刈払機)の安全な使い方も兼ねて紹介します。
選び方の判断基準になるのは「安さ、手軽さ、便利さ」が優先されます。
しかし、その判断基準は間違いです。
草刈機は安全を優先する
ナイロンコード使用&エンジン式草刈機(刈払機)にした方が良いです。
草刈機(刈払機)の選び方で重要なのは「安全さ」と「耐久性」です。
長く安全に使える草刈機(刈払機)を先ずは優先しましょう。その上で、手軽で便利なものを選べば良いわけです。
この記事で真っ先にオススメするのは「ナイロンコード草刈機(刈払機)」です。初心者の方でも安心・安全に長く使えます。それこそ10年以上使えると思います。
どうして「ナイロンコード草刈機(刈払機)」を勧めるのか、ぜひ参考にしてみてください。
製品はこちら
女性にも安心して使えるナイロンコード対応の草刈機!
初めて草刈機(刈払機)を選ぶ方の大半が「刈刃・チップソー」での草刈りをイメージしていると思います。
まず、言いたいのは「刈刃・チップソー」での草刈りは大変危険です。草刈りに慣れている人はナイロンコードカッターに切り替えて草刈りをしています。
ナイロンコードが安全!
- 石が飛んでも威力が落ちる。
- キックバックが起こらない。
- コードの清掃がラク
特に、お子さんなど家族世帯の女性が使用する草刈機(刈払機)には、絶対に「ナイロンコードカッターの使用」をオススメします。
国民生活センターでも「ナイロンコードカッターの利用を推奨!
ナイロンコードの使用については、僕が個人的にオススメしているわけではありません。
「国民生活センター」で推奨されていることです。
上の動画にもありますが、刈刃によって飛ばされた石には自動車の窓ガラスを破るほどの威力があります。
このほかにも、刈刃・チップソーの使用には様々な危険が潜んでいます。
例えば、キックバックが起こると
刃が予期せぬ方向に勢いがつく現象なので、お子さんが周りにいるだけで危険です。
うっかり手を離した散水ホースが暴れ狂うイメージです。
キックバックは硬いものがなくても起こります。キックバックを「硬いものに当たって起きる反動」という説明は間違いです。
ナイロンコードを使用するだけで、それらの危険を未然に防ぐことができるわけです。
ナイロンコードは大抵オプションパーツです!
ナイロンコードを使用する草刈機(刈払機)の選び方
まず結論ですが、ナイロンコードを使用するならエンジン式の草刈機(刈払機)を使いましょう。
これが結論です。
理由はナイロンコードを使用するには草刈機(刈払機)にパワー(馬力)が必要だからです。下のスペックの草刈機(刈払機)を購入すれば間違いありません。
エンジン式草刈機(刈払機)
- エンジン式:馬力・耐久力があるから
- 4ストロークエンジン:燃費が良いから
- 排気量25cc以上:ナイロンコードを使っても故障しない
価格帯的には、2〜3万のエンジン式草刈機(刈払機)になります。
多少重量があったとしても、このスペックで買っておけば、お子さんがいてもナイロンコードで草刈りできるので安心・安全です。
どうしてこれだけのスペックが必要なのか?
下で解説していきます。
ナイロンコードは草刈機(刈払機)の負荷になる!
マキタに限らず、ほとんどのエンジン式草刈機(刈払機)に取り付け可能なナイロンコードカッター「ウルトラオート4」です。
しかも、たった3千円で買える安さです。これを草刈機(刈払機)に取り付けて動かすだけで、チップソーにはないナイロンコードカッターの安全さ、メンテナンスの手軽さが手に入ります。
どうでしょうか?
便利だと思いませんか?
しかし、それがナイロンコードカッター使用上の勘違いになります。
実はナイロンコードは、チップソーよりも草刈機(刈払機)本体の故障の原因になりやすいです。
刈刃(チップソー)よりナイロンコードの方が簡単に故障する
見た目がコンパクトで、素材もナイロンなので「手軽」な印象を持たれがちですが、使い方を誤ると草刈機(刈払機)が簡単に故障します。
ほんと「こんなに簡単に壊れるの?」というくらい草刈機を簡単に故障させます。
ナイロンコードの使用で草刈機(刈払機)が故障するケース
- 猛暑の夏場に2本出しのナイロンコードを4本出しで使用
- 猛暑の夏場にナイロンコードを長めにして使用
- 夏場に排気量(パワー)のない草刈機でナイロンコードを使用
本当にこれだけで壊れます。
しかも、普通に動いているように見えるので故障するまで気づきません。
まぁ、草刈機(刈払機)は、φ230(直径230mm)のチップソーを標準装備する機種でφ255(直径255mm)のチップソーを使うだけでも故障したりします。
「いけるでしょ?」と安易に考えて使い方を間違えると、簡単にすぐ壊れると知っておいた方が良いでしょう。
ナイロンコードで故障させないために
刃の回転数を上げる | 本体の馬力を上げる | 耐久性を上げる |
👇 | ||
高回転・高排気量のエンジン式の草刈機(刈払機)を選ぶ! |
電動式とエンジン式草刈機(刈払機)を比較!
草刈機(刈払機)は3種類!
充電式・電動式 | エンジン式 | ||
---|---|---|---|
4ストローク | 2ストローク | ||
価格 | 安い | 高い | 高い |
燃料 | 電力 | ガソリン | ガソリンと2ストオイルの混合ガソリン |
潤滑油 | なし | 4サイクルエンジンオイル | なし |
燃費 | ◎ | ◯ | ▲ |
馬力 | ▲ | ◯ | ◎ |
手軽さ | ◎ | ▲ | ◯ |
騒音 | ◎ | ◯ | ▲ |
欠点 | 稼働時間に制限がある | ガソリン購入が面倒 | うるさい |
参考:4スト草刈機の落とし穴!2スト刈払機を選んだ方が良い例外ケース!
おそらく、多くの人が電動式を買うと思います。安くて、電気使用で手軽で、騒音が少ないからです。
しかし、草刈機(刈払機)の場合は「安かろう悪かろう」の典型的な製品が多く注意が必要です。
初心者の僕が最初に買ったのは、4ストロークエンジン式草刈機(刈払機)「マキタ MEM2651UHT」です。10年使えて確実に安全なものを使いたかったからです。
この記事を読んでもらえれば、最初からエンジン式の草刈機(刈払機)を買うので納得してもらえると思います。
安い電動草刈機は数回使うと100%壊れます。
以前、親が購入した草刈機(刈払機)です。数回の使用で刈刃固定のネジがもげているのが分かると思います。
安い電動式草刈機は数回の使っただけで100%壊れます。
理由は草刈機(刈払機)が振動製品だからです。
コストを下げるために安い製品にはプラスチック部品がどこかに必ず組み込まれます。プラスチック部品は振動に弱くすぐに破断するので、草刈機(刈払機)では「高い=良い」で「安い=悪い」でしかありません。
しかも、こんなプラスチック草刈機(刈払機)を使い続けた挙句、刈刃が急に外れて切断なんてのも大いにあり得ることです。
それなら最初からエンジン式の良い製品を買っておくに越したことはありません。
10年使うならエンジン式草刈機(刈払機)
安い電動式はすぐに壊れます。
なので、価格帯2〜3万の電動式か、エンジン式かのどちらかで選ぶことになります。
充電式・電動式は電気で使えるのがメリットですが、やはり回転数(馬力)を維持しづらいです。特に、ナイロンコードの使用では、回転数が必要になり馬力がものを言います。
充電式は何度も利用していると必ず消耗劣化します。
エンジン式は電気に比べれば手間ですが、燃料が入ってるかぎり本体の回転数をずっと維持できます。また、本体も充電式・電動式より耐久性があります。
エンジンの方が複雑ですが、故障した部品でも交換して長く使えるよう工夫されていたりします。
悩むとしたら、4ストエンジンか、2ストエンジンかの違いですが、下の例外ケースに当て余らない限り「4ストエンジン草刈機(刈払機)」で間違いありません。
2ストエンジン草刈機(刈払機)が良いケース
「ナイロンコード使用」に向いてる草刈機(刈払機)「マキタ MEM2651UHT」
ナイロンコードの使用は、草刈機(刈払機)本体の負荷になります。
ナイロンコードを使っても故障しない草刈機(刈払機)を一台選ぶなら「マキタ MEM2651UHT」をオススメします。
ナイロンコード利用で故障しづらい草刈機(刈払機)
刃の回転数を上げる | 本体の馬力を上げる | 耐久性を上げる |
👇 | 👇 | 👇 |
回転数は7000rpm以上 | 排気量26cc以上 | φ255チップソーのエンジン式 |
すべてを必ず満たす必要はありません。あくまで目安なので総合的に勘案してください。
例えば、僕が買ったマキタ MEM2651UHTのスペックでは下です。
マキタ MEM2651UHTのスペック
- 刃の回転数:7400rpm
- 排気量:25.4ml
- チップソー:φ230
- 動力:4ストロークエンジン
ただ、ナイロンコードを使用できる草刈機(刈払機)の目安は大方「排気量26cc以上」です。
手軽で便利だからと言って、排気量が著しく低い草刈機(刈払機)の購入は避けた方が良いでしょう。
- 本体重量が軽いものが良いか?
- ナイロンコードで安全に草刈りしたいか?
これら両方のニーズを満たすものは限られます。僕が見た限り、重くなりすぎず排気量もある「マキタ MEM2651UHT」をオススメします。
ナイロンコード草刈機(刈払機)を使う際の注意
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