●【動画】「ハノン」を猛練習してピアノ練習を効率化させる。

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ピアノの教則本と言えば「ハノン」です。ピアノを始めてから、教則本には手を出しておりませんでしたが、課題曲から一旦離れて最近はひたすら「ハノン」ばかりやっています。

理由は、新譜を触った際に、弾けない箇所を弾けるように練習している時間が勿体ないからです。曲個別に指の運びを学ぶより、より体系化された指強化の教則本で一気に指使いを円滑化させようと意図した次第です。

目次

「ハノン」とは

「ハノン」はピアノの教則本「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」のことです。「ハノン」はピアノ教材のスタンダードとしてその地位を確立しています。ハノンはもともと人物「アノン」のことで、正確にはシャルル=ルイ・アノン(1819年7月2日 - 1900年3月19日)のことです。ハノンは、フランス共和国ダンケルク近郊のルネスキュールで生まれた作曲家、ピアノ教師、オルガニストでした。

「ハノン」に収録された曲はフィンガートレーニングを行なうためのものであり、楽曲として成り立っている他の練習曲とはその性質が異なります。要するに、「ハノン」をいくら弾いても音楽的素養は培われづらいということです。

「ハノン」の教則本はAmazonで安くに手に入ります。僕は評価が良かった青の本を買いました。

シャルル=ルイ・アノン が推奨している「ハノン」の練習法

シャルル=ルイ・アノン が言うには、この60の課題曲をテンポ60~100程度で一時間で毎日弾くというものです。が、やってみると分かりますが「かなり難しい」です。プロのピアノニストでさえ、一時間で弾ける方はわずからしいです。僕の場合は、テンポ30ですら弾くことが難しいです。まだ、「ハノン」開始一日目ということもあり、No1、No2を弾く段階ですでに限界を感じています。

「ハノン」のメリットは「 通常練習の効率化」

僕が思う「ハノン」を練習するメリットは、指を動かしている時間が圧倒的に増えることです。また、あるフレーズで指が躓いても、弾きこなせるまでの時間が短縮されることです。要は、新譜を学ぶ際の指の学習速度が速くなります。

「ハノン」の練習の積み上げが、つまづきを和らげる。

課題曲でどうしても弾きこなせない中指、薬指を独立して動かさなければならないフレーズがあったとしても、予め「ハノン」で練習していれば弾けるようになるまでが速くなります。おそらく、課題曲の練習でつまづいても、おそらくは立ち止まっている時間も少なく済みます。

一日30分「ハノン」を弾く。

一般的に言われていることは「一日30分は練習した方が良い。」ということです。なので、そのまま自分に一日30分「ハノン」を弾くことにしました。この練習プランは、かなり理にかなっていると思います。

「ハノン」の練習は、PCのタイピング練習に似ているからです。

「ハノン」の練習は、完全にメカニカルな運指トレーニングです。僕は、PCのタイピングは一分間に360文字の速さで打てますが、これに至るまでにタイピングソフトで何度も練習しました。裏を返せば、タイピングソフトで練習しない限り、この速さに到達しないと思います。これと同じ理屈で、「ハノン」でのメカニカルなトレーニングが、運指の速さや精度を高めてくれると思います。

僕の「ハノン」練習風景

メカニカルトレーニングと言われる「ハノン」だけでは、音楽的な素養は身につかないかもしれませんが、新譜を弾いて指が思い通りに運ばないときの時間の短縮になるので、ここでの頑張りは将来的なお釣りで帰ってくると思ってます。

上記では、1日30分と書いてますが、今は四六時中ずっと弾いています。一ヶ月くらいは、このまま「ハノン」のみやり続けようと考えています。

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