「ゆっくり実況」にすれば、再生されやすい動画になります。
どうして再生され易いか?
「ゆっくり実況」は、お金を掛けずに「憎たら可愛いゆっくり」を無料で使えるからです。
「ゆっくり」を使えば簡単い面白い動画が出来てしまいます。
ゆっくり実況の誤解・特徴
よくある誤解 | 実際 | 特徴 | |
---|---|---|---|
2ch系でオタクっぽい。 | 「ゆっくり」は憎たら可愛い。 | ⇒ | その汎用性の高さ |
動画ジャンルが「ゆっくり実況」じゃない。 | どんなジャンルでも「+ゆっくり」で幅が広がる。 | マンネリ・ネタ切れ予防 | |
「ゆっくり実況」は難しそう。 | 簡単無料で作れる。 | 「安さ」と「手軽さ」 |
まず、思い違いがあるとすれば、「ゆっくり実況」というカテゴリーはどんなテーマの動画でもなんでも構いません。
ゲーム実況じゃなくても良いわけです。つまり、かなり汎用性が高いです。
そして、どんな動画でも「ゆっくり」を当てはめるだけでかなり面白い動画になります。断言します。
さらに、「ゆっくり実況」に必要な機材は「無料」でそろいます。学習コストもそこそこにすぐ動画づくりが出来てしまいます。
この記事では「ゆっくり実況」はどうして再生されやすいか、作ると何が嬉しいかを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
「ゆっくり実況」だと必要機材が無料でそろう!
「ゆっくり実況」は、「ゆっくり」と呼ばれる立ち絵キャラと「ゆっくりボイス」を使って作ります。
「ゆっくり動画」の要素
- 立ち絵キャラ
- ゆっくりボイス
- セリフ文字
セリフ文字も重要な要素なので注意してください。
ちなみに、このセリフ文字の装飾についてあれこれ考えるのも動画作りを上達させてくれます。
「ゆっくり実況」に必要な機材は無料でそろう!
あまり知られていませんが、「ゆっくり実況」の動画作りのコスパは最強です。
初期投資ゼロで、動画作成の環境が「ほぼ無料」ですべて揃います。
ゆっくり実況に必要な機材を下にまとめました。買うかどうかはさておき、どうでしょうか?
ゆっくり実況に必要な機材
通常ゲーム実況 | ゆっくり実況 | |
---|---|---|
キャプチャーボード | 10,000円〜 | |
動画編集ソフト | Premiere Proなら2,000円〜 | 無料 |
録画ソフト | OBSなど無料利用 | |
マイク | 3,000円〜 | ゆっくりボイスのみなら不要 |
ヘッドホン | 2,000円〜 | |
オーディオI/O | 5,000円〜 | 不要 |
カメラ | 2,000円〜 | 不要 |
照明類 | 2,000円〜 | 不要 |
マイクラなどのPCゲームを想定したゲーム実況ならキャプチャーボードですら不要です。
動画編集ソフトは無料の「ゆっくりムービーメーカー4」を使います。
「ゆっくりムービーメーカー4」は直感で操作できるくらい簡単に作業できます。
わざわざ動画編集ソフトの使い方を学習する必要すらありません。
お金を掛けず「面白い動画」を手軽に作れるのが「ゆっくり実況」です。
5分で使い方が分かる!
M1・M2 Mac でも「ゆっくりムービーメーカー4」
「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」は、M1・M2 Macでも使えます。
YMM4は、Windowsのみで使えるソフトですが、「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 を使ってWindows仮想環境を構築すれば、M1・M2 MacでもYMM4が使えるようになります。
仮想環境?何それ?おいしいの?
とさっぱり分からなくても、「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 ならクリックだけでWindows環境を構築できます。
アカウント登録なく無料で即利用できます。
試しに「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 からダウンロードして使ってみてください。
詳しい使い方は、下の記事が参考になります。
ぜひ読んでみて下さい。
「ゆっくり実況」の汎用性は異常!
「ゆっくり」を使わない動画では、あらかじめ「このシーンは絶対必要(これを「編集点」と言います。)」みたいに録画段階で制約されますが、「後付け」のゆっくりは編集点の制約を受けません。
「ゆっくり実況」の汎用性の高さ
- 中の人が不要。
- しゃべりスキルも不要。
- 後付けのゆっくりで制約を受けない。
「ゆっくり実況」なら簡単にこういった「マンネリ感」を払拭できます。
「ゆっくり実況」で作れる動画は「無限」にあって、その汎用性の高さは「異常」です。
毎回、同じ人が画面の中心に座って延々と商品を紹介する動画を見たことがありませんか?
いわゆる商品レビュー系の動画です。
商品によってそれはそれで再生されますが、正直見ている側はとても「はよ商品見せろや」と思うかもしれません。
少なくとも、興味もない人の顔のアップなんか見たくないかも知れません。
面白ければ別ですが、この手の「マンネリ感」は多くあります。
参考:「マンネリ動画」を「後付けゆっくり」で編集した動画
この動画は手元に動画編集できるマシンがなかったせいで、動画内容はかなりチープでした。
しかも、編集に使えるPCもなくM1・M2 Macで作業して作った動画です。
きちんと映像も録画できなければ、それを編集する手段もなかった時に作った動画です。
要するに「くそ動画」です。
この動画は「ゆっくり」が無ければ、なんの動画なのかサッパリ分からない動画です。
それでも、後付けの「ゆっくり」で解説をつけるだけで、かろうじて「見れる動画」になりました。
モノは考えよう
下手くそなピアノ動画でも後付けの「ゆっくり」で面白く変わります。いくらでも「面白い動画」になる可能性があるわけです。
どちらが良いか?「ゆっくり実況」と「VTuber」を比較!
気になっている人も多いと思いますので「ゆっくり実況」と「VTuber」を比較してみましょう。
「ゆっくり実況」と「VTuber」では「中に人がいるか、いないか」が大きな違いです。
「ゆっくり実況動画」と「VTuber」の違い
ゆっくり実況動画 | VTuber | |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
向き・不向き | 動画向き (解説・ゲーム実況など) | ゲーム配信向き (顔出し不要) |
ブランディング | 不可 | 人の個性でブランディング可能 |
立ち絵 | ゆっくり | 3Dあるいは2Dモデル |
ボイス | ゆっくりボイス | 中の人の声(肉声) |
人的コスト | 人は不要 | 中に人が必要 |
編集コスト | 素材を準備する手間が発生 | 左同 |
特徴 | ゆっくり同士の掛け合いができる。肉声より面白い動画になる。 | 中に人がいる分、掛け合いは難しい。汎用性も低くなる。 |
ゆっくり実況は中に人がいない分、コスト的には安くて手軽です。
ただ「ゆっくり」でブランディングは出来ません。
ゆっくりには人間的な個性がないからです。
VTuberは中の人に何かと縛られますが、ホログラムの違いと中の人の個性を反映してブランディングできます。
例えば、VTuberのこの人が好きみたいな感情はブランディングからくるものです。
一方、この動画の「ゆっくりが好き」なんて言う人は絶対に現れません。
ブランディングはネットでは看過できない特徴です。
ただ、それでも僕は「ゆっくり」を採用すると思います。「人+ゆっくり」の動画にしてブランディングすれば良いだけなので。
ゲーム実況(ゲーム配信)は「OBS Studio&マイクラ」が最安構成!
「ゆっくり実況動画」では「OBS Studio&マイクラ」が最安構成です。
- OBS Studio:配信ソフトと思われがちだが、ゲーム録画もできる完璧ソフト。しかも、無料。
- マインクラフト:無限に遊べるオープンワールドのオンラインゲーム
OBS Studioは無料で使えて、マイクラは3,000円くらいで購入できます。
完全にプライスレスなので、仮に使わなくてもや持っておきましょう。
OBS Studioはマイクラを録画するために使います。
マインクラフトは、2011年11月正式リリース後から10年以上にわたって「地球上で一番売れたゲーム」です。当然、今もゲーム業界の最前線を張る人気ゲームです。
使い方を解説:OBS Studioを使ってマイクラを録画する
OBS Studioで録画する方法はとても簡単です。
決めうちでOBS Studioを紹介していますが、配信・録画ソフトは、OBS Studio、XSplit Broadcaster、Streamlabs Desktopの三種類あります。
OBS Studioをオススメする理由は無料でありながら使いやすく高機能だからです。
気になる方は下の記事が参考になると思います。
マインクラフトの遊び方
マインクラフトは、千差万別、無限通りに遊べるゲームです。
これがマインクラフトが10年に渡って人気の理由です。しかも、オンライン上の友達みんなと遊べます。
僕なら配信していたときは20人くらいで、寝ずにみんなとマインクラフトしていました。
遊び方
- オンライン上で友達全員とプレイ。
- 自分でサーバーを建てるのもできる。
- ゲーム内で生活(衣食住)できる。
- 戦うことも、農業するのも、建築も全部自由。
マインクラフトでは貴重な鉱石を掘る(ブランチマイニングと言います。)ことができて、僕はブランチマイニングを脳死でやってしまい気づいたら3日経っていました。
それくらい楽しいゲームです。
ちなみに、マインクラフトで面白い動画を作るには、あらかじめ「台本」を用意するのがオススメです。
「台本」を活用すれば面白いストーリーの動画を作成できます。
この記事の下で「台本」も解説しています。
もしSwitchを持っているならSwitchでの「ゆっくりゲーム実況」もオススメします。SwitchはCSハード機で一番コスパが良いからです。
YMM4で「ゆっくり実況動画」をYoutubeショート動画化しよう!
「ゆっくりムービーメーカー4」を使って、「ゆっくり実況動画」をYoutubeショート動画化しましょう。
Youtubeショート動画は、2020年9月にインドで初公開されて今は全世界で利用できるYouTube版"1分動画"のことです。
Youtubeショート動画は"再生されやすく人気が出やすい"です。
Youtubeショート動画は"手軽"
- 隙間時間に見やすい。
- スワイプするだけで次々動画を見れる。
- 1分以内で即席で楽しめる。
Youtubeショート動画が"人気の理由"は"手軽"だからです。
作成するクリエイター側にとっても"1分動画"を気楽に作成できます。
YouTubeショート動画で"ゆっくり実況動画"をアップしている人はまだ少ないです。
そんな"ゆっくり実況"をYoutubeショート動画を作るのはどうやるんでしょうか?
下の記事では「ゆっくりムービーメーカー4」を使ってYouTubeショート動画を作る方法について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
YMM4でYouTubeショート動画を作る方法を解説!
「台本」で動画が面白くなる!そして「台本読み込み機能」で自動化!
事前に「台本」を作っておくと動画のストーリーが固まって内容がぶれないで済みます。
「台本を作りは面倒くさい」と思うかもしれません。
しかし「台本」で動画作りが大幅に効率化されます。「ゆっくりムービーメーカー4」には「台本読み込み機能」があるからです。
「台本読み込み機能」はとても便利なので、ぜひ使ってみてください。
「台本読み込み機能」で出来ること
台本から字幕を読み込んで自動入力
↓
「ゆっくり実況動画」の作成を大幅に効率化!
事前に固めた「台本」のシナリオに沿って、「ゆっくり」のセリフ内容を「ゆっくりムービーメーカー4」に流し込めるわけです。
「台本」は有用さは分かったと思いますが、ストーリーの考え方が分からない人もいると思います。その際は「三幕構成」でストーリーを考えましょう。
ストーリー脚本術「三幕構成」
僕が「三幕構成」を知ったのは、ブレイク・スナイダー著作の「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」という本です。
「三幕構成」はハリウッド映画で必ず取り入れられているストーリー脚本術です。
ちなみに「起承転結」よりも圧倒的に有用です。
「起承転結」との違いは、ストーリー上の時間を管理できる点です。2時間もあるハリウッド映画を飽きずに見れるのは、きちんと「三幕構成」で時間管理されているからです。
「三幕構成」を解説!
「ゆっくりムービーメーカー4」の「台本読み込み機能」で動画作りを自動化!
動画編集ソフトは「ゆっくりムービーメーカー4」がオススメです。
無料で使えて、有料の動画編集ソフト「Premiere Pro」に劣らないくらい高機能だからです。操作も簡単です。
「ゆっくりムービーメーカー4」には「台本(「ゆっくり」のセリフ)」を字幕として読み込む機能があるので、「台本づくり」と一緒に使ってみてください。
「台本読み込み機能」を解説!
余談:動画作りは「台本作り」で上達する!
特ゲーム実況では、だらだらと録画して長い動画で編集作業が膨大になることが多々あります。
録画時間が長いと編集も面倒くさいので、手を抜いた挙句、全然再生されない「クソつまらない動画」になります。
そして、それをひたすら量産してしまいがちです。
この原因は曖昧なまま「なんとなく」で動画を作っているからです。
何となくで動画を作っても上達しない!
- 録画時間がクソ長い動画
- 無駄に長いので編集作業も膨大
- 何の面白みもない動画
- 再生されるかどうか不安(再生されないとすら思う)
- それをひたすら量産(時間の無駄)
良いことがないです。「なんとなく」やると時間をかけても、動画づくりは一向に上達しません。
繰り返し面白い動画を作るには「面白い」が何かを知っておく必要があります。
その手がかりが「台本」です。
「台本づくり」を積み重ねれば、動画づくりが確実に上達します。
何本も動画を作っていると過去に作った動画をすぐ忘れます。その際、「台本」を残しておくと、どういう考えで動画を作成したか振り返れます。
「台本」が無ければ、いつまで経ってもなんで再生されたか一向に分からないので「面白い動画」を繰り返せません。
テストの点数は返ってきたけど、答案用紙がなく「間違えた箇所」が分からない状況と同じです。
「台本づくり」は文章を考えるので大変です。
しかし「文章」にも練度があり、文章でストーリーを繰り返し考えるうちに「面白い動画」を作れるようになります。
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