電気工事士において基本かつ最も重要な技能は「電線ケーブル(シース・絶縁被覆ケーブル)配線」です。
電気工事≒電線ケーブル配線だからです。
上の画像は「第二種(2種)電気工事士 技能試験 候補問題No.9」です。
この候補問題(画像)を配線できることは即仕事に直結します(活かせます)。なぜなら、第二種(2種)電気工事士資格は、主に「200V以下屋内配線(電気工事)」が業務になるからです。
電気工事≒電線ケーブル配線
基本かつ重要な技能
- 電線ケーブルを剥くこと
- 電線ケーブル同士を接続すること(かしめること)
- 電線を機器に取り付けること(配線すること)
安心して下さい。
電線ケーブルを剥くのは簡単です。
しかし、簡単ではありますが、電気工事士試験で真っ先に取り組むべきは「電線ケーブル剥き」です。電線ケーブルを剥く作業は気をつける点が多いからです。
電線を傷つけない、VVF、VVRなど電線ケーブルごとに剥き方がある、電線ケーブルを剥く長さに気をつけるなど、意外に奥が深いです。
この記事では、電線ケーブルで使用する工具、剥き方、適切な長さ、配線のコツを詳しく解説していきます。
シース・絶縁被覆剥く練習で注意すること
第二種電気工事士 技能試験では、様々なケーブルの種類・太さ・芯数に慣れておく必要がありますが。
先ず「VVFケーブル」の剥き方から入りましょう。
なぜなら、使用する電線ケーブルは、VVFケーブル(シース・絶縁被覆・銅電線)が多いからです。その他にもシース・絶縁被覆剥く練習で注意することがあります。
シース・絶縁被覆剥く練習で注意すること
- ①VVFケーブルを剥く
- ②渡り電線
- ③+αケーブルの種類、太さ、芯数を覚える
- ④その他の電線ケーブルを剥く
注意:図面では「ケーブル種類 太さ-芯数」で略記される
図面では使用される電線ケーブルは「VVF 1.6-3C」など略記で指示されます。
VVF 1.6-3C
- 「VVF」は「ケーブル種類」
- 「1.6」は「太さ」
- 「3C」は「芯数」
で表します。
① VVF 1.6-2Cケーブルを剥く
②渡り配線(絶縁被覆むき出しの配線)
ただ、絶縁被覆むき出しの電線を要所要所で使用したりします。
電線ケーブル剥き、すなわちシース・絶縁被覆剥きで使用工具は主に3種類です。
- ナイフ
- ストリッパー
- 又は、より高価なストリッパー
結論から言えば、作業が一番楽になるのはストリッパーです。しかし電気工事の実務を考えるなら、ナイフの練習もしておいた方が良いでしょう。
なぜなら、ストリッパーで剥けないVVRケーブルなどの電線ケーブルがあるからです。その場合、ナイフを使って剥くことになります。
③電線ケーブルの種類・太さ・芯数について
第二種電気工事士 技能試験では、様々なケーブルの種類・太さ・芯数に慣れておく必要があります。
「VVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable):ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 ※Fはフラット(平形)の略」
当然、電線ケーブルに多くの種類があります。
電線ケーブルの種類
- VVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable):
ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 ※Fはフラット(平形)の略 - VVR(Vinyl insulated Vinyl sheathed Round-type cable):
ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形 ※Rはラウンド(丸形)の略
また、電気工事士の学科試験でも出題されますが、電線の太さにも違いがあって、それら
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