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僕が受講した職業訓練は「電気工事士」

職業訓練で作成した「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.6」
職業訓練で作成した
「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.6」

僕は「電気工事士」の職業訓練を受講しました。

依然から「電気工事士」に興味・関心があったからです。例えば、第二種(2種)電気工事士になれば弱電を扱えるようになります。すなわち、家にエアコンを取り付ける工事ができるわけです。

一家に一台は必ず設置されるエアコンを扱えるだけでも、とてもニーズがあります。

電気工事士の職業訓練

  • 期間6ヶ月
  • 職業訓練給付金月20万円、別途通所手当月4万円
  • 国家資格を取得できる
  • 実際に電気工事に関わる人間、周辺の状況についても知ることができる

役に立つことばかりです。

もっともIT系である僕は事業化の種を探していた都合もあります。

日ころから自分の知らない専門領域に対して、単独で実務からどっぷり浸かることを心がけています。その領域の人たちとは馴れ合いなく、仕事面では罵り歪み合ったりしていきます。

今回の職業訓練でも、僕は未経験だけれど「経験者のお前らは、こんな程度も出来ない奴らなのか?」僕が持つ汚い人間性を発揮しながらぶつかっていきます。

将来、ITで事業化する際にこういうやり取りが役立っていくと考えているからです。

職業訓練をおすすめする理由

露出コンセント結線
露出コンセント結線

職業訓練をおすすめする理由は多いです。

  • 給付金がもらえる
    • 月20万円+別途通所手当てを月4万円
  • スキルが身につく
    • 第一種・第二種(2種)電気工事士資格を取得できた。
  • 精神的に休める時間が生まれる
    • 僕の場合は訓練期間6ヶ月もあって、その間に休めた。

僕にとって職業訓練のタイミングは絶妙でした。

職業訓練を受けたのは、僕が無職になってから1年半ほど経過した頃でした。実は、僕は無職になって1年を過ぎても失業保険を受給していませんでした。僕の余計なプライドが「失業保険をもらう。」のを許さなかったからです。

ただ、友達に「今すぐ失業保険を受給しろ」と言われたので、申請期間1年を過ぎた「時すでに遅し」という時期に失業保険の受給申請をしました。本来なら受給できない時期でしたが、幸いにもコロナ事情により失業保険の受給が認められました。しかも、満額で。

さらに不幸中の幸いが続きます。

僕は失業保険の終了2日前に、この職業訓練によって失業保険の受給期間をさらに6ヶ月延長することができました。職業訓練は、失業保険受給中に訓練開始決定が為されれば、失業保険を延長して受給できます。その失業保険を延長して受給できる職業訓練期間は、失業保険の受給日数にもよります。

直感で何かしら運命じみたものを予感する職業訓練でした。

なぜなら、この時期は、この職業訓練がなくても状況が良すぎたからです。具体的には、無職でありながら、生活する手立ての見通しがつく良い時期でもありました。例えば、出版社から本の出版依頼が来たりと。

職業訓練のメリット

職業訓練で作成した「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.9」
職業訓練で作成した
「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.9」

実際、職業訓練を受けてみると、お金をもらう(給付金)以上にメリットは多いです。おそらく、このメリットは「これまで全然やったことがない分野(電気)」を選んだというのが大きかったと思います。

職業訓練(電気工事士)メリット

  • 独占業務資格が手に入る
  • 先生の教え方、人格、実績ともに信頼に値する
  • 教え方が異常に上手いので職人技術がきちんと身につく
  • 仕事に即実用できる知識が手に入る(制御盤を組んだり実際の現場でやる仕事を実践する)
  • しかも、作業をするだけで楽しい
  • 人も活き活きしている

50歳くらいの先生に教わるのですが、当初僕は公務員気質で「教科書」に書かれたことを機械的に教えるだけの何の熱意もない先生だろうと思っていました。

だから、どうせ職業訓練なんか何の役にも立たないだろう。

違いました。

訓練内容は、慶應義塾大学で受ける講義なんかよりも実用的で役立ちます。何より楽しいです。非常に良い訓練内容で、どうやればこんなに分かりやすく、こんなに実用的な知識を授業に落とし込んでやってるんだろうか?

言い方は悪いですが、職業訓練にくるのは底辺の人間なので、そういう人たちに分かりやすく、実用的な知識を教えるのは尋常無く難しいはずです。なのに、底辺の人間でも授業に落ちこぼれることなく、実践的で即仕事に役立つ内容を教えてくれます。

電気工事士の学科試験にはほぼ全員合格します。

落ちる人は、誰の人から見てもよほどやる気がない人と言って良いと思います。

ただまぁそれでもそういう人たちを何かしら救済する手立てを考えるのが究極的な課題なのかもしれません。なぜなら、雛鳥も巣から落ちるからです。巣から落ちる雛鳥は本来生きる力に乏しいです。

現実では難しいかもしれませんが、本当の気持ちではそれでも救済したいと考えられた制度だと思います。

職業訓練制度のデメリット

職業訓練後に残って練習した「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.10」
職業訓練後に残って練習した
「第二種(2種)電気工事士 技能試験 No.10」

職業訓練のデメリットです(僕個人の愚痴レベルのデメリットは下記に書きます。)。

職業訓練のデメリットを一括りにして言えば、職業訓練は良くも悪くも「労働者」を育成する施設でしかないことです。そりゃあ、就職≒労働者になることなのですから、それ以上のことを求めても仕方ありません。

職業訓練のデメリット

  • 多様性がない
  • 工場向け労働者(労働集約型人材)の育成のみが目標
  • 労働の価値観が古すぎる
  • 少子高齢化などに対応していない

かろうじて今は問題になっていないだけで、将来、労働集約型の労働環境は立ち行かなくなります。

なぜなら、若い人材は確実に減っており、一方、労働価値観が凝り固まった高齢者世代は若者の3~4倍に増えるからです。この弊害を実感するなら多数決を想像すれば良いでしょう。

現在は民主主義であり意思決定は多数決で決まります。

職場・現場の「意思決定」は、どれも多数決になっているはずです。

労働集約型の組織だと、人が多過ぎて意思決定に個人の意見を吸い上げている暇もなく多数決での意思決定が顕著です。すなわち、意思決定は既に「高齢者の意向」ですべて決しているわけです。さて問題はそれが正しいとされる判断になることではないでしょうか。

一見、多数決で決まる事柄は、民主主義なので正しい意見になります。

しかし、実際は20~30年も世代遅れの人間がする判断であり、もっとも変化が必要で柔軟性に富む現場をこり固めてしまいます。なので、職業訓練所のデメリットと言いながら、これは職業訓練所の問題でもありません。

愚痴「うるさくて訓練の邪魔になる人」もいる

職業訓練では家庭コンセントの配線・結線も学ぶ
職業訓練では家庭コンセントの配線・結線も学ぶ

僕にとっては畑違いである電気系の人材を育成する職業訓練です。

前述した通り、慣れた分野より異分野に飛び込んだ方が有意義だと思ったからです。目論見通り、この半年で得られた経験はかなり有意義でした。

しかし、僕の6ヶ月の訓練は苦痛に耐える日々でした。

職員間でも共通認識で分かるほどに迷惑を振りまく人がいました。授業中でも四六時中、公私混同する発言が多く、とにかくうるさい人でした。

  • 公私混同
  • とにかく声がデカい
  • 「イケメンがいる」など、分別のない発言が多い
  • 隣の訓練生にも迷惑をかける
  • 日々エスカレートする行動
  • とにかく自己中心でいたい
  • 100キロ体型で「(色恋沙汰で)勘違いされる」など

大声でしゃべり散らかす女性でした。

何事にも首を突っ込んでは迷惑になる人物で、本来関わることのない隣の訓練生からも苦情が出ていました。諍いになるのもまた面倒なので、僕は放置して、この女性を注意しませんでした(訓練所の職員には軽く苦言を呈しましたが。)

まぁ、何か経緯があって、そういう性格になったのでしょうが。

職業訓練は人員割れで「どんな人でも受け入れられる」としても、さすがに周りに害を撒き散らす不愉快な人間くらい面接で見抜いて省いてもらいたかったですね。

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