会社で働いていると「この仕事は向いてないな」と無能感に陥ることが誰でもあります。
僕も新卒で入社した大企業では「最悪のクソ人生だな」と思いながら、自分の無能さを実感しました。
その大企業では「何もせず帰るだけの生活」を2年ほどしました。
その間、誰とも会話せず、何も言われず、ただお金だけ貰ってました。あの時の無能感は尋常じゃなかったです。
結論を言えば、会社員に向いてない無能感を解決する方法は一つです。
あれこれ考えず「環境を変えること」。
これが最善(結論)です。
なぜなら時間を一切無駄にしなくて済むからです。
会社に馴染む有能な同僚を見ながら、自分は会社員に向いてないと「無能感」に悩むくらいなら「環境を変える努力」をしましょう。
会社には気に入られた有能な奴だけいれば良いんです。
平たく言えば、嫌いな奴と関わらない、お互いにとってそれが最善です。
有能な社員になりたいなら「オウム返し」でなれる。
この記事を読んでる方は少なからず「会社員に向いてない無能感」を感じているはずです。
先ずは「あなたの気持ち」を整理して、方向性を切り分けて下さい。
- あなたの無能感は、優秀な社員になりたいものなのか?
- それとも無能など関係なく、自分らしく生きていきたいものなのか?
あなたは何を望むのか?という話です。
考えるだけで良いので会社員に向いてる「有能な社員」を想像してみてください。
会社に向いてる有能な社員
- 他人に言われた通りにできる
- 他人を喜ばせる
- 他人に評価される
- 他人に歯向かわない
つまり常にニコニコして、争いごと、言い合いを良しとしない頭にお花が咲いてる「ゴミカス」です。ってか、争いがない世界なんかないからマジで。だから、協調性とか言って特攻するんだろがよバカカスがよ。
ごめん、ついムキになっちゃった。
実は「有能な社員」に絶対になれる方法があります。
明日から言われたことを言われた通りにやってれば一年後には「優秀な社員」になっています。
人間関係で悩んでいるなら、ひたすら「オウム返し」すれば良いです。
「だろ?」「そうですね。」
「そう思うか?」「そう思います。」
「これで良いか?」「それで良いです。」
言われたことに対して、すべて「オウム返し」で返答すればオッケーです。
ちなみに「オウム返し」は評価されてる東大の知り合いが実際にやっていたことです。
東大卒の彼は処世術は「オウム返しだ」と自信をもって言ってました。
彼は本当に会社員の鏡のような人物で、いくら何を話しても機械のように「オウム返し」しかしませんでした。
そもそも会社員は「お金を貰う職業」でしかない。
会社員は働いて「お金を貰う職業」でしかありません。
職場の人間なんか関係なくて「お金を貰う」から会社員であるだけです。
優秀か、無能かは、誰かが勝手に作った価値観でしかありません。
会社員とは
- 世の中を変える職業でもなく
- 人を喜ばせる職業でもなく
- ましてや他人の役に立つための職業でもない
人だからこそ感情があって、そこに何かを求めているだけなんです。
この先も「何もない」と気づいていながら、何かを望みながら「給料を貰うだけ」それが会社員です。
だから、会社員はお金を貰うことで、その目的を達成しています。
本来はお金だけ貰えれば、それで良いわけです。
例えば、お金を貰ってるんだから「人の役に立つべき」と考えるかもしれませんが、「お金を貰う」というのと「人の役に立つ」かなんてのは、よくよく考えると全く関係ない話です。
実際、お金を貰っても人の役に立ってる人の方が少ないですから。
繰り返しますが、会社員とは働いて「お金を貰うだけの職業」なんです。
会社員として何を望んでるのか?
会社員なんかお金を貰ってれば良くて、別に「他人の役に立たなくても良い」と思うのは僕だけでしょうか。
会社員は究極の「ジリ貧ゲーム」
人がはじめて会社員になる理由は「ほぼ100%お金」です。
2%未満で「お金ではなく事業のしくみの勉強のため」という人がいるくらいでしょう。
理由は生活するためです。
会社員は「ジリ貧ゲーム」です。
つまり「生活できない」のなら、もはや会社員になる理由がありません。
多分誰もが「今は働けます」が、将来にわたって働ける保証は皆無です。
究極のジリ貧ゲーム
- 加齢
- 給料が拡大しない
- いつか劣化が上回る構造(損益分岐点がある)
会社員の問題は「加齢」にすべて集約されます。
ずっと続くように見えて、本人が劣化するので「ずっと続かない構造」なんです。
会社員には加齢による損益分岐点があるので「現状維持」では成立しないわけです。
確実に詰む状況は・給料が上がる見込みがなくて、・年だけ食うケースです。
そして、ほとんどの会社では「給料は上がらず」、本人の劣化しかないのでその「仕事」の先には損益分岐点により不毛になる将来しかありません。
逆に言えば、どんな強者であろうとこの「損益分岐点」で弱者になるシーン(心を折る)がきます。
その点は「公平なゲーム」です。
ジリ貧ゲームを打開する術があるとすれば、今すでにやってきたこと(できること)をやらない、やってないこと(できないこと)をやることです。
だから、まずは「環境を変える」という判断になります。
試しに大企業で「やれ」と言われた仕事を一切やらなかった結果
大企業で「やれ」と言われた仕事を一切しなかったらどうなるか?
僕は実験してみたことがあります。
それも数年レベルで何もやりませんでした。
なぜなら「失敗しないで完璧に仕事ができたから」です。
僕が大企業ではじめてやった仕事は「全社の製品データの移行」でした。
数万人いる会社の製品データ(主にCADデータ)を、指定した時間、指定した形式で全部漏れなく他のDBに移行させる仕事でした。
凄そうに言えば
- 製品データのDBは子会社含めて拠点に無数にある。
- 製品データも無数にある。
- 失敗するとデータは破損する。
これを一週間で完了させました(自分の組んだプログラムで)。
実のところ、データ移行なんか「コピペ」の単純作業でしかなく、現実の作業手間なんか関係ありません。
まぁ自分では「かなりエレガント」なプログラムを組んだつもりでした。
さて、これが評価されたか?
残念ながら、一切評価されませんでしたし、給料も微塵も変わりませんでした。
次第に「仕事をやらなくても良いんじゃないか?」と思い始めた。
僕は与えられた仕事を機械のように「完璧」にこなしました。
ただ、僕がやる仕事はすべてが「完璧」だったのに、何故か誰の目にも触れる機会がありませんでした。
次第に、この仕事は僕が暇にならないように振られているだけの仕事なんじゃないか?
と考え始めました。
だから、試しに仕事をやらずに、ずっと自席に座ってるだけの生活をしました。
会社に来て「ただ座って帰る」だけの生活を約2年くらい続けました。
その結果、僕はどうなったと思いますか?
怒られるどころか、何も言われず、何も起きませんでした。
会社員に向かないタイプは「仕組みを疑う人間」
語弊なく言えば、僕は子供でも出来る「エラー対応だけ」を2年間しました。
そして、一年に一回ある成果報告で「エラー対応20件」と言うだけでした。
なんて楽な生活なんだ。
ならそれを続けろよと言うかもしれませんが、日に日にその仕組みを疑うようになってました。
働かないで知ったこと
- 時間だけが消費される。
- 僕が何にもなってないということは、周りはもっと何にもなってない。
- 給料は生活できる最低限のみ。
- 継続性は皆無。
僕は自信もって「無能な社員」でした。
会社に来ては「何もせず帰るだけの社員」だったからです。
実は、会社を往復するだけの人生でも「苦痛」しかありませんでした。
そろそろ限界だな。
というところで、僕はその部署を社内公募という形で異動しました。
それまでの同僚にも一切挨拶などせず異動しました。
まぁ異動だけでなく、その後、その会社には石ころ一つ積み上げるこなく退職するのですが。
そんな会社で「従順に頑張ってる自分」を想像するだけでゾッとします。
人に言われたことを言われた通りにしなくても「他人に感謝される」
多分、ほとんどの会社員は「人に言われたことを言われた通りにするもの」と誰しもがそう考えています。
なので、僕は「人に言われたことを言われた通りにしない」ように試しました。
どんな困ることが発生するのか?
知りたかったからです。
人に言われたことを言われた通りにしなかった結果、どうなったと思いますか?
対社外では不思議なくらい感謝されるようになりました。
人の行動の普遍性
- どんな人でも面倒臭いことを嫌う。
- どんな人でも「楽したい」と考えて合理的に行動する。
- どんな人でも何かを手伝うと感謝する。
自分の会社しか見ていないと、あたかも社会全体が「面倒臭い人たち」で溢れていると勘違いします。
面倒臭い手続きに慣れると、面倒臭いのが普通として社外にも接します。
面倒臭い人たちは「何をやっても面倒くさい」です。
きちんと教育されているので礼儀正しい人ですが、仕事にスピードはないに等しく「まず一緒に仕事したい」と思われません。
例えば、データの受け渡し一つにしても
- データを社外に出す承認で1日
- CDを買ってくる、CDに焼くで1日
- 郵送するのでさらに1日
- 最後届けるので1日
そして、もっと要領の良いやり方を提案しても「情報を漏洩したらどうするんだ」と言ってきます。
ネットのご時世でこんな会社がガチであります。
僕の会社がこれでしたから。
開発者なのにGit利用を禁止する異常者の集まりでした。
社内で普通だと思っている「面倒臭い手続き」を対社外に当然のようにドヤ顔で要求する人がいます。
本人は「きちんとしてるだろドヤ」という姿勢ですが、内心かなり嫌がられています。
そんなドヤ感を出すよりも、遵法性に反しない程度に機転を利かせて相手とスピード感をもって行動する方が次に繋がります。
大企業の場合、馬鹿な人間ほど社外を下の人間と見下しますが、籠の中で飼われ続けるとこうなります。よほど自分で商売ができない人間だからです。
事業は社外の人間関係で決まります。
大企業でない限りは対社外で評価されたら、社内の人間は黙りはじめます。
お金は社外の人間から生まれるからです。
これが社内の人に言われたことを言われた通りにしなくても「誰も困らない」どころか「感謝される」カラクリです。
静かな会社だったら即環境を変えた方が良い。
静かな会社ほど環境を変えた方が良い職場はありません。
単なる雑談ばかりのうっさい会社は論外ですが。
僕の経験上、事業が成熟してる会社ほど静かです。
静かな会社の人員構成は、20人くらいの課・部にあーだこーだうっさい奴が2〜3人くらい、それ以外は静かな人たちという構成です。
うっさい奴が幅を利かせており、そいつを我慢すれば居心地が良いという職場です。
残念ながら、そういう静かな職場ほど人生の時間が無駄になります。
環境を変えた方が良い理由
- 誰も何も言わない同調圧力しかない。
- 昇給しない(しづらい)。
- 時間を浪費する。
- 上りつめても旨味がない。
そういう職場での人生は檻の中で飼われ続ける動物と同じです。
何をやろうが、どこに行こうが、飼育され続けて何なら一分一秒で管理・確認され続けます。
本人が必要に気づいていないだけで、ずっと何かしらの保護下に置かれ続けます。
それが一生続きます。
そして、一歩でも檻から出ようと考えた瞬間から「人生を浪費した」という後悔に悩みはじめます。
静かな職場が良いと「安易」に判断しないことです。
何も考えずにそこに留まると時間だけ浪費して「何も出来ない年だけ食った人間」になるからです。
環境を変える力 ≒ 自分でコントロールできる領域を増やす
会社員に向かない「無能感」なら「環境を変える」のがベストな結論です。
しかし、この記事を読んで即断で「環境を変える人」はいないと思います。
なので、いざという時のために「環境を変える力」を身につけるよう日頃から取り組むのが現実解です。
- 「環境を変える力」とは何でしょうか?
-
「自分でコントロールできる領域」を増やすことです。
些細なことですが、衣食住一つ取っても「何かに依存する」とリスクになります。
コントロールできる領域が狭くて情けなくなった経験、、、僕は毎日会社の食堂でご飯を食べていたので、転職時に会社の食堂を使えなくなるだけで不安になりました。
この記事を読んでいる方は、自分でコントロールできる領域を上げてみて下さい。
ほとんど誰かのコントロール下に置かれていると思います。
会社員なら日中の生活のすべてを誰かに握られているはず。
その上で、食事は?運動は?時間は?
どれだけの資源を自分でコントロールできるか知る必要があります。
そこから確実に自分の領域になるように「自分でコントロールできる領域」を増やすように取り組むことです。
自分でコントロールできる領域を増やす
環境を変えるために、自分で確実にコントロールできる領域を増やしましょう。
何をすれば良いか分からない人のために、確コントロールできる領域として僕がオススメするものを紹介します。
会社員の方が自由になれるとしたら、9割方次のどれかしかありません。
- ブログ
- 動画編集
- プログラミング
- 資産運用
- 筋トレ
- 資格
- 英語
- 何ならゲーム配信でも良いかも知れません。
資格と英語は完全に自由にはなりません。
英語なんかはわざわざ時間を設けて個別に努力するよりも、海外に行って習得するのが手っ取り早いですし。
資格も同様で、資格の取得を考えるなら、まず実務を経験してみることです。資格は取ったけど実務がクソつまらないというのがザラだからです。
なので資格、英語については期待せず取り組んでください。
ちなみに、ゲーム配信、eスポーツの分野は、ゴールドマンサックスですら事業領域に定めています。
最も可能性が高いのは「ブログ」
社会の流れを読みながら「将来どうなりたいか?」を具体的にイメージする。
さて、やるべきことは「知ること」です。
何を知るか?
自分が「将来どうなりたいか?」をです。
この時、大切なのは「社会の流れを読むこと」です。
さらに全てがITで完結する社会(将来)
将来、間違いないのは、今以上にITですべてが完結する社会になっています。
なぜならその方が楽だからです。
人類は楽な方に転換することで発展してきたので、これは必然です。
だから、何か新しく取り組むならIT領域しかありません。
僕は今後の人生の時間をITに全振りしています。
将来どうなりたいかのイメージは何よりも具体的に考えてみて下さい。
僕は不動産鑑定士を志して不動産の領域に入りましたが、結局、またITに戻ってきました。
不動産の実務に触れて、自分が考える将来は一生実現できないと分かったからです。
仕事をして生活できるのは当たり前で、その上で自己実現できなければ「やる価値」がありません。
僕の将来イメージ
- 場所にとらわれない。
- ネットで完結させる。
- 海外で暮らす。
- 他人の都合に左右されない。
IT領域に取り組んでいれば、ほぼイメージする理想がすべて適うからです。
将来どうなりたいかをイメージするのは重要です。
結局、僕の自己実現を掘り下げると「ネットでのみ完結する人生にしたい」と分かったからです。
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