【3080LHR】NiceHash QuickMiner のマイニング結果

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先日、ASUS ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING(LHR版)を約16万で買いました。取り付け配線に苦労しましたが無事に稼働することができました。

さっそく、負荷の高いFPSゲーム「Apex」をやってみました。

暫くして、ふと、3080グラボはファンを全然回さないのが気になりました。

さすがに取り付けか配線をミスったか?

調べると、ASUS ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMINGは、温度が50℃以下ではファンを回さないデフォルトの仕様でした。

目次

3080グラボが「ハイスペック」すぎる問題

3080グラボは想像以上に「オーバースペック」です。

高性能すぎるためにファンを全然回しません。「完全沈黙」です。
こうなってくると問題はコスト回収です。どうやって【16万円】のコストを回収するか?

3080グラボを寝かしつけている場合ではありません。

この記事では、【16万円】のコストの元を取るために、LHR版グラボの「ASUS ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING」を使ってマイニングを試みます。電気代との収支が見合うのか実際に確認してみます。

参考:LHR版グラボとは?

ちまたでLHR版グラボと呼ばれる「LHR」はLite Hash Rateの略称です。マイニングで高い掘削性能(ハッシュレート)がでないようにチューニングされたグラボのことです。

仮想通貨マイニングによってグラボの買い占め、品薄、高値転売の状態が続きました。グラボメーカーが仮想通貨マイニングでは処理性能が抑えられるLHR版グラボを作って、この状況の改善を試みたのが経緯です。

当のグラボメーカーは、30万の3090ではLHR版がないなど、結局のところ「利益目線」しかありません。

LHR版グラボは消費電力が同じままハッシュレートだけ下げられる「意味不明」な対策となっており、非LHR版グラボの高値転売を助長して「混乱」させただけです。終いには、マイニングソフト側で「LHRアンロック対策チューニング」されるだけの糞さ加減です。

買う側にとっても「損」しかない糞対策です。僕はこの問題を無駄な消費電力を生み出す「環境問題」とも思うので、ハッシュレートを下げる対策をするなら消費電力も削減する対策にしろとガチで思います。

先ずは【LHR版3080グラボ】の想定収益を計算してみた。

当初は、単にゲームや動画編集の目的で購入したASUS ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING(LHR版)です。

しかし、活用できずにあまりにも寝かしてしまってるシーンが多いので、NiceHashで3080グラボのマイニング収益を計算してみました。

仮想通貨の市況にもよると思いますが【1日400円】くらい【月々1~2万】が推定収益でした。16万のLHR版グラボでも1年マイニングすれば、十分に元が取れるかもしれません。

試しに「NiceHash QuickMiner」を使って5分でマイニングスタート

NiceHash QuickMinerは、僕みたいに「とりあえず手早くマイニングしてみたい。」という人にオススメです。

「NiceHash QuickMiner」は面倒なGPUチューニング不要だからです。

マイニングが初めての僕にはよく分かりませんでしたが、これはアカウントを登録して「マイニングソフト」をダウンロードするだけでマイニングをスタートできます。

NiceHash QuickMinerの始め方

①右上の「はじめよう」ボタンからNiceHashアカウントを作成していきます。

②メール等入力すればアカウントを作成できます。

③メール認証後、作成したアカウトでログインできます。

④初回ログイン時のポップアップです。「サービスを選ぶ」ボタンを押して進みます。

⑤初期状態のまま「NiceHashの利用開始」です。暗号通貨ウォレットのオン・オフは後でも設定変更可能です。

⑥リグの接続がないので「新しいリグを追加」します。

⑦「NiceHash QuickMiner」を選びます。

⑧下部に「NiceHash QuickMiner」ダウンロードリンクが表示されるのでダウンロードします。

「NiceHash QuickMiner」をダウンロード、インストールできれば【マイニング】の準備は完了です。それではクリックして起動してみます。”octune”など分からない用語が出てきても改めて調べれば良いです。

参考:NiceHashとは?

NiceHashは、暗号資産のマイニングに用いる演算資源を取引するサービスです。

ユーザーは買い手と売り手(マイナー)に分かれ、買い手はマイニングしたい暗号資産とプールを選択し、マイニングする時間に応じてお金を支払うとNiceHashに接続されている売り手(マイナー)のコンピュータ上でマイニングされた暗号資産が買い手に渡されます。

マイニングを行うが売り手(マイナー)で、売り手(マイナー)は「NiceHash Miner」をダウンロードするか、マイニングソフトにNiceHashの提供するURLやユーザー名を設定することでNiceHashに演算資源を提供します。マイニング報酬として売り手にビットコインが支払われる仕組みです。

売り手はマイニングプールを用いて暗号資産をマイニングしているかのように見えますが、厳密にはマイニングした暗号資産は買い手に渡っており、売り手(マイナー)が手にしている暗号資産は「買い手がマイニング時間に応じて支払ったお金」をビットコインとして受け取っている形です。

報酬はビットコインで受領しますが、ETHをマイニングしてそれをビットコインに換金しています。

「NiceHash QuickMiner」でのマイニング収益(3日間)

マイニング自体は【チリツモ式】に伸ばすだけなので3日間でも参考になると思います。LHR版3080グラボ搭載PCを24時間常時稼働させていたわけではないので「かなり緩く稼働」させた結果と見て下さい。

1日平均16時間で3日間稼働させたNiceHash QuickMinerトラックレコード

MH/s消費電力温度DevFee送金手数料※1
LHR版3080低:47MH/s
中:52MH/s
180W全体60度/VRAM80度0%2%

※1 NiceHashでは、毎日19:30の時点で、未払い残高が0.001BTC以上ある場合、指定したウォレットへ振替送金される仕組み(これを「Payout」と言います。)となっています。そして「Payoutごとのサービス料」として振替額の2%(外部ウォレットの場合5%)を徴収されます。何気にかなりコスト高です。

※2 上記(※1)以外に出金時の手数料があります。最低は0.002~0.05BTCのときで、0.0001BTCです。日本円にして#【約12000~28000円】のときに最も安い手数料【約560円】で出金できます。

※3 外部にBTCで出金してBTCから円に振り替えるので、出金先によってはコストが発生するので注意した方が良さそうです。

3日間の純収益は費用である電気代(推定で3日間合計約230円)を差し引いて【約830円】となりました。

マイニングに関して大して詳しくもなくて、5分で開始できる「不労所得」としては上々たる成果じゃないでしょうか。まぁグラボは酷使されていますが。ちなみに、NiceHash QuickMiner上の設定で言えば6割【低】で稼働させていたので、かなり緩い【16時間稼働】です。

LHR版3080とは言えかなり緩い稼働で一ヶ月に【約8千円】の収益は見込めそうです。

LHR版グラボでも 1年で【約9.6万円以上】稼げそう。

緩く稼働して月【約8千円】で、1年で【約9.6万円】になりますから全然収支が合うと思います。それに、今回は一切グラボチューニングせずにこの収益でした。まだまだ改善の余地はありそうです。

LHR版3080とは言え、元は100MH/s出たグラボですから。

環境には悪いかもしれませんが。なんだかんだ何かして【稼ぐ】という経験は【稼げるかな?】という疑心から【これで稼げる】という確信に変わるので良い経験になります。

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