本記事では、OBS Studioでデータ容量を抑えながら高画質1080p(FHD60fps)でゲーム画面を録画する方法を解説します。
録画の解説に入る前に先ずこれだけは知っておいて下さい。
元画像・動画の解像度が低い(低解像度)
→録画設定をどれだけ高画質にしようが低解像度になります。
元画像・動画と録画設定のアスペクト比を揃える。
→高画質1080pなら16:9なので、元画像・動画を「16:9」にする。
まぁ当たり前の話しなのですが、録画した動画が思いの外、低画質の場合にどこをイジるべきか分からなくなるからです。つまり低画質→高画質にしたいなら、まず元画像・動画を高解像度にしてください。
さて、それでは解説していきます。
OBS Studio 基本(キャンバス)解像度 ≧ 出力解像度にする
OBS Studioでは録画設定に関して、基本(キャンパス)解像度と出力解像度に注意します。
- 基本(キャンパス)解像度:元画像、元動画の解像度
- 出力解像度:録画して出力する動画の解像度
つまり、仮に高解像度1080p(FHD60fps)で録画するなら、基本(キャンパス)解像度を1080p以上にしておきしょうということです。さらにアスペクト比(画面サイズ比)も合わせておきます。
また高画質1080pは解像度1920x1080でアスペクト比16:9なので、基本解像度も1920x1080以上アスペクト比16:9にします。
基本(キャンパス)解像度を設定する
基本解像度を設定するのは簡単です。
ウィンドウサイズを1080p以上16:9にしてから、OBS Studioの画面に取り込んでキャンパス上で右クリックします。この画像ではウィンドウサイズを2560x1440(16:9)にして取り込んでいます。
右クリックメニュー⇒出力サイズ変更(ソースサイズ)を選びます。
出力サイズ変更(ソースサイズ)で「はい」を選べば、基本解像度と出力解像度を自動で設定してくれます。
画面サイズ(ウィンドウ)を指定サイズにする方法
ゲーム実況動画などの作成では、取り込む画面のサイズ(ウィンドウサイズ)を意識するのはとても重要です。
色々な方法があります。
- 専用ソフト「Sizer」で調整する
- ゲームなどアプリ側で調整する
- 目視で何となく調整する
一番ラクなのはゲーム側でウィンドウサイズを設定してしまうことです。確実に指定サイズにしてくれます。このマイクラの画面もゲーム側で指定しています。
なお、僕はゲーム側などで指定できない際に画面を指定サイズにリサイズしてくれる「Sizer」を使っていますが、ただ意外とズレたりするので最終手段にしています。
OBS Studio 高画質1080pでデータ容量を抑える録画設定(画像)
あれこれ考えずに、このまま設定すれば良いです。
- 録画設定
- 映像エンコーダ:NVIDIA NVENC H.264
- 出力をリスケールする:1920x1080
※基本解像度が1920x1080以上の場合はチェックボックスにチェックをつける
- エンコーダ設定
- レート制御:CQP
- プリセット:Medium(中品質)
- チューニング:低遅延
- プロファイル:high
この設定で録画した動画が上です。見る際はフルスクリーンでご確認ください。
マイクラゆっくり実況動画で使える編集テクニック ※ex. 退屈シーンを面白くする
上の動画を見てください。
視聴者に一切気づかれないレベルで「退屈シーン」が面白いシーンに仕上がっています。
マイクラにおいて、チェストを開いたり、クラフトしたり変化がない画面は「退屈シーン」でしかありません。しかも、マイクラではこれらのシーンが頻発します。
別の動画例を示します。
正直、編集する側から見てもこれほど頻発する退屈シーンにはウンザリします。
実は、僕の動画では、クラフトシーンを必ず400倍速で早送りをしています。必ずです。しかし早送りは「究極の怠惰」とも言われます。
早送りか、いや知ってるがな、と思った人は多いです。そういう人は気が早いです。絶対的に譲れないテクニックがあるからです。
退屈シーンを解決するテクニック
- とにかく全部早送り 400倍速
- 始めと、終わりだけ残してカット
※過程を見せない≒中抜きテクニックと言います。 - 音を通常再生にする
「視聴者に気づかれないように早送りすること」がポイントです。
早送りシーンは誰が見ても退屈シーンであり、編集側にとって使い勝手抜群の「究極の怠惰」だからです。それを見た視聴者は「この動画つまんねーな」と感じ取ります。不思議ですが。
マイクラゆっくり実況動画には、他にもこういう簡単かつ実践的なテクニックがあります。下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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