上のVALORANTの動画を再生してみてください。
ヘッドホンがなくても「足音」がめちゃくちゃ聴き取り易いと思います。
この記事で言いたいことは「ゲーム音」に、ヘッドホン・イヤホンの値段は「関係ない」ということです。
乱暴に言えば、音が聞こえていれば安いヘッドホン・イヤホンで十分というわけです。
ゲーム音が「聴き取り易い」というのは、なんとなく考える「音質」ではないからです。
ゲーム音が「聴こえ易い」とは何か?
足音、銃声が、適切な「距離」と「方角」で分かることです。
これだけなんです。
音が綺麗に聴こえようが何だろうが関係ないんです。
ことゲーム音に関しては、クソ高いゲーミングヘッドホン・イヤホンなんかではなく、安くても「距離」と「方角」が分かるヘッドホン・イヤホンを買えば良いだけです。
ゲーミングヘッドホン・イヤホンの価格は、FPSゲームの勝敗に関係ない。
FPSゲームで使うゲーミングヘッドホン・イヤホンは最安で十分です。
ただ、正直に言いますが、これは推論であり「安いヘッドホン・イヤホンで十分」と結論づけるエビデンスはありません。
エビデンスは無いが推論で十分
- 足音が「よく聞こえる=有利」ではない。
例:遠くにいる敵の足音を大きくしても「近く」にいると錯覚する。
- ゲームによって音質は変わる。
例:ヘッドホン・イヤホンで全てのゲームをカバーできない。
- そもそも、音情報が不足している。
例:Apexには足音に高さの違いがないなど。
この記事を読んでみれば、安いヘッドホン・イヤホンで「十分」だと分かるはずです。
そして、この記事では、プロゲーマーも使う安くて良いヘッドホン・イヤホンを紹介します。
ヘッドホン・イヤホンで「聞こえ方を調整する」のはナンセンス!
FPSゲームで聞き分けたい音は何でしょうか?
FPSゲームで聴きたい音
- 「足音」と「銃声」
- その音の「方角」と「距離」
足音と銃声を聞き「どの方角でどれくらいの距離か?」が分かれば、対戦はとても楽になります。
足音、銃声はどうやれば聴こえるか?
「足音」と「銃声」は、どんなヘッドホン・イヤホンでも聞こえます。
問題があるとすれば、近くにいる時は「大きい音」、遠くにいる時は「小さい音」が良いですね。
遠くにいるのに「大きい音」で聴こえると、敵は遠くにいるのに近くにいると勘違いするかもしれません。
「方角」と「距離」は「ゲーム側の音響(仕様)」の方が重要!
「距離」と「方角」を聴き分けづらいから、高価だけど良いヘッドホン・イヤホンを買おうとする人は多いです。
これが盲点ですが、ゲーム音、特に「距離」と「方角」にヘッドホン・イヤホンは重要ではありません。
ゲーム側の音響仕様の方が問題になるからです。
例えば
Apexの建物内でのインファイト時に、どんな高価なゲーミングヘッドホンを使っても絶対に相手の位置を把握できません。
なぜなら、Apexの足音には「高さの情報」が無いからです。
Apexの「ワールズエッジ」の中央建物が激戦になることが多いですが、あの建物でのインファイトでは敵が上にいるのか下にいるのか、音響に仕様変更がない限り絶対に分かりません。
確認すれば分かりますが「階上の足音と階下の足音は同じ」に聴こえます。
同じヘッドホン・イヤホンを使っても、ApexとVALORANTで聴き心地が当然に変わります。
なので、ヘッドホン・イヤホンで「聞こえ方を調整する」のはナンセンスなんです。
ヘッドホンとイヤホンの違いは「つけ心地」だけ!
よく勘違いしますが、ヘッドホンの方が、イヤホンより音質が良いと思われがちですが違います。
形状が違うからといって、ヘッドホンとイヤホンに「音質」の違いはありません。
ヘッドホン、イヤホンともに耳に接地して聞く音で仕組みは同じだからです。
ヘッドホンとイヤホンの違いは「つけ心地のみ」です。
ヘッドホンとイヤホンの違いは「つけ心地のみ」なので「音質の違い」で選ばないように気をつけましょう。
ヘッドホン・イヤホンよりも、まずはゲームの音響仕様を確認する
ヘッドホン・イヤホンを買う前に、まずはゲームの音響仕様を調べましょう。
これは「調べない」と簡単には出てきません。
ただ、おそらくは数年以内にゲーム上での基本情報になると思うので、調べ方を知っておいて損はありません。
検索キーワード
頭部伝達関数(HRTF) バイノーラルサウンド 立体音響 ●●ゲームタイトル
で検索すれば、ほぼヒットすると思います。
「頭部伝達関数(HRTF)or バイノーラルサウンド」については下で解説します。
ゲーム側で「頭部伝達関数(HRTF)or バイノーラルサウンド」で音響開発されていれば、音のポテンシャルを引き出せると考えておけば大丈夫です。
「PUBG」「VALORANT」は、HRTFに対応
VALORANTは「21/03/30 VALORANT パッチノート 2.06」でHRTFに対応しました。
頭部伝達関数(HRTF)を平たく言えば「音を空間として認知させる技術」です。
動画を見ていただければ分かると思います。
ヘッドホンの問題ではない
近づく音、遠ざかる音が空間で聴こえます。
例にはありませんが、階上、階下の敵も把握できるようになります。
なんと2千円!VALORANTはこれで十分「final(ファイナル)E500」!
「final(ファイナル)E500」は、なんと2千円で買える高性能なゲーミングイヤホンです。
VALORANTのヘッドホン・イヤホンはこれで十分です。
なんでこれを2千円で売ってるの?くらいの品質です。
final(ファイナル)E500
- 音響専門の日本メーカー
- バイノーラルサウンド
- 安くて音質もいい
「final」という音響メーカーを聞いたのは初めての人が多いかもしれません。
ヘッドホン・イヤホンによくある「訳のわからないメーカー」でもなく、まさかの日本メーカーです。
まぁ、日本メーカーだからという色眼鏡は置いて、色々と僕の方でチェックしましたが「信頼できるメーカー」ですね。
1万円まで!プロゲーマー向け有線ゲーミングヘッドセット「G-PHS-003」
「G-PHS-003」は安くて手軽に使える「完璧なヘッドセット」ですね。
「G-PHS-003」は「DTS Headphone:X」という最大11.1chまで出せる(バーチャル)サラウンド技術が搭載されたヘッドセットです。
ヘッドホン・イヤホンであれこれ悩むくらいなら、もうこれで良いでしょう。
完璧なヘッドセット
- 最大11.1チャンネルまで出せる「DTS Headphone:X」
- イコライザー(EQ)で音質をカスタムすることも可能
- 当然、プロが大会でも使っているモデル
"プロが使っている"というのを鵜呑みにすべきではありません。
ただ「G-PHS-003」は間違いない製品ですね。
この「G-PHS-003」ヘッドセットがプロに好まれる理由は「イコライザー(EQ)で音質を簡単にカスタム出来るから(DAC、サウンドカード、オーディオI/Oが不要になるから)」です。
大会に出場する機会が多いプロにとっては「DACなどが不要」になるのは大きなメリットです。
会場にDACなどが無くても、ヘッドセット付属のEQをセットアップするだけで「日頃のプレイ環境を再現できる」ので、素人の僕でもデバイスが減って便利だと感じます。
「G-PHS-003」に関しては、価格・スペックともに「完璧なヘッドセット」です。
「DTS Headphone:X」は、米国のDTS社が開発したヘッドフォン用のバーチャルサラウンド技術です。
ただ「DTS Headphone:X」も何のこともなく「頭部伝達関数(HRTF)」を応用した技術です。
「DTS Headphone:X」では、DTS音源データから「頭部伝達関数(HRTF)」を使って音をヘッドフォンに対して出力しています。
ゲーム音が「聴き取りづらい時」に見直すポイント
ゲーム音が「聴き取りづらい時」に見直すポイントを紹介します。
ゲーム音が「聴き取りづらい時」に、より上位おヘッドホン・イヤホンを買い直すのはお金をドブに捨てるようなもんだからです。
聴き取りづらい時は
- ゲームの音響仕様を確認する(設定を見直す)。
- USB-DAC、オーディオI/Oを使う。
- ゲーム音を自前のイコライザーで調整する。
Imperial Hal(インペリアルハル)は、自前でイコライザーを設定しているみたいですね。
イコライザー何それ?って人は、まず上から順に検討してみてください。
とは言え、あれこれ設定を弄るきはありません。
短時間で見直しましょう。
コメント